│ だんぽれん in 大阪 │
<大阪男性保育者連絡会:いづみ保育園・072-255-7920>

 早いね・・・もう年度末だよ

 2007年の年明けとなり、1月がすでに去り、今はもう2月半ば、本当に時間が疾風のように去っていきますね。各保育園、劇ごっこの発表会や卒園進級に向けて大忙しの年度末になってきますね。一年の保育のまとめ、自分のクラスをしっかりと見て、つけておく力はしっかりとつけ次年度へバトンタッチしてあげてください。そして、4月からリセットして心新たにまた、一年間自分のクラスをしっかりと保育して下さい。さて、保育情勢では、11月に育児保険構想試案が佐賀県でだされています。規制改革民間開放推進会議の第3次答申も12月にだされました。認定こども園の普及をうたい着々と保育園の契約制度の導入に向かっているようです。保育のバウチャー制度も考えられていますが、゛好きな保育園にチケットで好きなときだけ利用して・・・゛という方式は本当に子どもにとってどうなのか考える必要がありますね。「今日はスイミングでA保育園」、「明日は英語でB保育園」、「水曜日は何もないからいづみ保育園」というような感じになるのでしょうか・・・。何かまちがっているような感じがするのですが・・・。また、ローソンなどの一時保育も親の要求といって、いつでもどこでも、手続きは簡単でという感じで子どもを預けられる方式になってくることと思いますが、「子どもは荷物じゃない、物じゃない、いつか大きな問題がおこるのでは・・・」と思ってしまいます。こんな事をいっていたら競争社会、保育の市場化に立ち遅れてしまうのでしょうね。でも、出来る限り長く子どもたちを守るため今の保育制度は残しておいてもらいたいものです。子どもは国の宝、全国どこでも保育が必要な子どもは保育をうける権利がある、その保育は一定の水準以上の保育(最低基準)が必要、その財源は国と自治体で保障するという公的責任がどんどん崩されている今の世の中ですね。
 大阪男保連の新年会、大賑わい・・・

 去る1/28日(日)に大阪男性保育者の新年交流会がいづみ保育園で行われました。1時30分といっても男保連時間でみんななかなか集まってきません。そこでみんながそろうまで昨年活躍した兵庫男保連の原坂氏のテレビ寺子屋を見て、みんなを待ちます。今回は枚方のまりも保育園の3人も早くから来てくれ場を盛り上げてくれました。まりも保の人たちも「ゴキブラもみました・・・」と、やっぱりテレビってすごいな・・・と思う所です。 DVDも貸し出し状況になっているほどです。さて、今回は少ないかな・・・とおもっていた交流会でしたが、次々集まってきて18人の参加がありました。いつものメンバーに加え、ひまわり保の長田君も久しぶりに登場です。若い保育士たちが次々結婚していき、はたして生活できているのか・・・という話に盛り上がる男保連でした・・・。
男性保育士、結婚してもやっていけるの・・・

 一昨年、昨年と次々若い男性保育士が結婚しています。今回も「もうすぐ結婚したいのですが・・・。」という保育士がいて悩みをだしていました。でも、そこは男保連、いっぱい先輩がいます。1馬力でも3人の子どもをつくり頑張る喜谷氏(民間・北田辺保)や 、河内長野の柳風台保育園の宮下氏の話に耳を傾けます。「まずは、保育士の安月給がわかって結婚するんやろ・・・」、「そんなに給料安かったら結婚せえへん。といわれるんか?」、「その人の生活感や・・・」、「安い給料でもそれなりに絶対生活はできるはず、でも良い車やいい家に住みたいとおもったらこの仕事はできんな・・・」等おもしろい話が続出、さすが先輩保育士たちです。本当にそうですね、何を幸せと思うのか、何を大切に生活をするのかということです。しかし、保育士の給料、本当にこれでいいの・・・と私はいいたい所です。今、生活保護を受けている人でも(最低限度の生活) 14万か15万くらいあるのではないでしょうか・・・。保育士の給与はというととってもしんどい思いをしても16万くらいからスタートとなります。岡田君のように15年働いて、途中でやめてしまうと今はほとんどの保育園で前歴換算されないため16万からのスタートとなります。男性が増えいろんな保育園で採用されているのはいいのですが、一回やめたら次に働くところは非常勤しかない、あったとしても16万からのスタートというのは・・・これでは生活ができませんよね。この部分はなんとか変えていかないと働く者にとって大変なことになっていきます(経営側から見ると安くて良い人材と思いますが)。今はない公私間格差是正制度にあった前歴換算制度はこれから大きく声をあげていきたいところですね。
えっ!学生で実習の単位がとれない
              ・・・が増加
大阪男保連には、毎回短大の先生が参加してくれています。その先生からの悩みもだされました。「実習で単位をおとす子が増えているんです・・・どうしたらいいのでしょうか・・・」とのこと。「普通、実習って毎日いっていたら何とかなるのでは・・・」、「よっぽどの子でなかったら何とか普通の点数つけてくれるのでは・・」と現場の保育士からでてきます。学校関係で保育・幼児教育関係はすごく広がりました。受け入れも本当に幅が広くなりました。すごくいいことですが、とても安易に思って入ってくる子が多いのでは・・・「僕は大人と関係をつくるのが苦手だから子どもの分野に入ってきました。」「保育所って、子どもと遊ぶだけなのでは・・・」などあります。その学生たちをどう育てるのかも大切ですが、実習現場はそれ以上に大変ですね。それでなくても人がいないのにその子のめんどうまで見ないといけないとなると・・・という感じです。そんな子も増えているけれど真面目に頑張ろうという子も増えているので気持ちのある子はしっかり受け止
めてあげ育ててあげてください。次の保育を担う学生たちです。学生達も頑張れ!
│  次回、大阪男保連交流会は5月か6月の予定です。 │
│        新体制の中での話をしっかりと聞かせて下さい。 │
今福保の工藤君が堺市・事業団の障害福祉の施設に決まりました、おめでとう。