│ だんぽれん in 大阪 │
<大阪男性保育者連絡会:いづみ保育園・072-255-7920>

2006年度保育スタート、頑張ろうー!

 2006年度の保育がはじまり、3週間になります。桜もちりはじめ、少し各保育園落ち着きだしましたか? 0歳児クラスは何の要求で泣いているのかをつかむのが大変、一人一人バラバラの生活リズム、1歳児クラス、2歳児クラスと新入園児が多いと泣く子も多く大変、それにつられ在園児も泣きだし、きっとネコの手でも借りたい状態の4月はじめでしょうね。でも、この賑やかさも、5月過ぎるとウソのように落ち着き始めるから不思議です。また、保育園というところは、この4月から心新たに、ゼロからスタートできるところがいいですね。昨年、いろいろイヤなことがあっても、この4月からクラス変更で新クラスとなり新しい子どもたちのかかわりでスタートできます。大阪の男性保育士のみなさん、さあー今年度も頑張りましょう。でも、あまりスタートからダッシューし過ぎるとあとがつづかないので、ゆっくりとだんだんクラスを盛り上げていって下さい。1年始まったばかり、「ぼちぼちいこかー」です。

 保育も保険制度へ・・・これ本当なの

 昨年末から保育情勢もいろいろ変わろうとしています。見れば見るほどしんどくなってくる内容です。措置から契約制度へそして、保険制度へと変わっていこうとしています。今は各保育園、子どもの年齢と数で毎月決まったお金が公的におりてきます。さて、これがどう変わろうとしているかというと、子どもが病気などで休むとその分のサービス料がおりてこなくなるのです。じゃあーそのお金はどうなるのか・・・人件費を減らすしかなくなるのです。ますますパート化が進むことでしょう。今、障害者作業所では「施設長もパートでいい。」といわれています。今年度から自立支援法が導入され、作業所の運営が大変でどこの作業所も今年度は大きく赤字になるといわれています。作業所では土曜日も開所という形でいかないと、サービス料が入らず運営ができないという状況になっています。保険制度の中では、保育園でも台風で休園になるとこれまた大変、子ども全ての1日分のお金がはいってこなくなるのです。何かウソのような話ですが、保険制度になるということはそういうことなのです。現実、高齢の方はそうなっていて、いかに利用者をとってくるか・・・が働く者の仕事となっています。その事(営業)がその事業所を支えるのです。利用者さんはお客様、一人一人その事業所と契約し、お客様を迎え集めに車でまわる時代がそこまで来ているのです。いろんな所に各施設のパンフレットなどもおかれ、「○○保育園のサービス」となっていくのでしょうか・・・そんな時代が恐いですね。でも、進められているのです。
 
  認定こども園・・・本格的実施へ

 認定こども園も大きな話題となっています。昨年度、総合施設としてモデル園を全国で35ヶ所開設させ、その施設を今年度は本格的実施です。各都道府県の認可を受けなくてはいけませんが、幼稚園連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型に分けられています。問題点は、直接入所契約方式となっている、保育料の設定をどうするのか・・応能負担から応益負担へ(保護者の所得に応じた負担のシステムからサービスの内容に応じた負担・一律料金)、最低基準の問題、給食の外部搬入の問題などがあります。
 大阪ではまだ保育所に入れない待機児がたくさんいますが、まず幼稚園が保育所と同じ事をやりだすと、まさに子どもの取り合いとなります。今でも、幼稚園では午後からの預かり保育や一時保育、春・夏休みの保育も始まっています。幼稚園としても、0・1・2歳児を入れる事で経営面で安定します。確かに待機児の解消にはなってくるのですが、その中で、今度保育所が生き残っていけるのか・・・まさに競争社会となってきます。子どもを取り合う時代、前文でも書いたのですが、今の高齢でおこっていることが確実に保育園でもおこってくるのではないでしょうか。共働き家庭を助ける、保育にかけるという福祉的観点でたってきた保育園が大きく変わってきます。公的責任が問われている所です。
地域性もありますが、堺では0歳児の入所が少なくなってきています。少子化ということもありますが、育児制度の普及・パート労働者の増加で子どもを生んでまで働けない、保育料のことなどで0歳児が来ない保育園となってきています。0歳児が来ないと、単価が大きいのでこれまた運営が大変な状況となってきます。池田市では、いよいよ会社経営で保育園が建ち開園されようとしています。各保育園いろんな悩みをもちながらのスタートとなっています。でも、生き残っていくためこういったことも働く者として目を向けていきましょう。保育も楽しくやり情勢にも目を向け共に働く者どうし協力しあいましょう。

│ お知らせ たくさんの仲間を連れてきて下さい │
│ 厳しい時代だからこそ │
│      みんな語ろう! そして学ぼう! そして交流しあおう! │
│ 2006.大阪男性保育者連絡会春の交流会 │
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│  日 ・ 5月28日(日) │
│     PM:1:30〜5:00 │
│  場所 ・ いづみ保育園  差し入れ歓迎 │
│    会費・2000円 │
│ 連絡先・いづみ保育園 金沢・和田 TEL:072-255-7920│
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