│ だんぽれん in 大阪 │
<大阪男性保育者連絡会:いづみ保育園・072-255-7920>

 1年って早いなー! もう師走

 大阪の男性保育士のみなさんお元気ですか? 夏から季節は秋になりいつのまにか冬になってしまいました。保育の中では前半期、大変だった子どもたち、クラスも後半はうんと落ち着きだし充実の時期です。みなさんのクラスもきっと落ち着きだし、子どもたちと楽しく遊び生活していることでしょう。各保育園でクリスマス会や作品展、発表会などこれから取り組まれることでしょうね。
 さて、世の中はいよいよ大変になってきています。銀行の不良債権処理問題、道路公団民営化の問題、失業率、拉致問題となかなかいいニュースが耳に入ってきません。そんな中で、保育関係もすごい勢いで公的補助が削られてきています。10/30、首相の諮問機関である「地方分権改革推進会議」は「最終報告」をまとめました。地方の判断で幼保一元化ができるように児童福祉法を見直し、保育所運営費の国庫負担金、保育所施設設置費を一般財源にきりかえるべし(人件費などその施設で自由につかえる)、調理室設置義務の撤廃を提言しています。今まで何回も書かせてもらった給与面が大幅に変わってきます。今まで民間社会福祉施設給与改善費の制度の中で保育士一人一人に、府の規定表からその人の給与分という形で補助金がおりてきました(きちんと配布されているか監査がはいる)。しかし、平成17年から保育士一人の単価として25万円程度のお金がおりてきます。25万円以下の保育士を雇うとその保育園の運営は楽になってきます。(保育園の運営費はほぼ人件費です。)堺市の交渉の中でも課長が、この単価だしは保育士6、7年で頭打ち、市職員では考えられないと発言しています。男女共同参画社会の中で女性が圧倒的に多い職場の保育士たち、男性では考えられない給与単価の低さです。(民間では結婚したら保育士はおしまいの考え)この事を知って、今後自分たちの専門性を伸ばし改善要求していかなくてはいけませんね。男性保育士が今後働き続づけていけるか・・・ですね。また、府の障害児加配の削減(総額)、堺市では保育料の値上げ、公立保育所の民営化がまた、3ヶ所発表など世の中の経済不況と共に保育福祉分野もばっさり切り崩されてきています。公務員の給与もどんどん下がって、今年はマイナス人勧となり、ボーナスや基本給に大きな影響がでています。そのあおりを受け民間保育園も公務員以上に苦しい状況となっています。 この10月から障害関係では支援費制度の受け付けが始まりました。この支援費制度は利用者にとっても今、大混乱を起こしています。施設利用する時、福祉事務所の関係が薄くなってその施設と利用者の関係になっていきます。施設を選択する利点があるようですがその選べる施設がありません。また、介護保険と同じでチェックポイントでお金が変わってきます。この制度はいずれ保育関係にも入ってきます。幼稚園と同じように福祉事務所を通さず、利用者と契約できるようになります。そして、保育所もいかに利用者が、利用しやすいようにたくさんのサービスをどんどん受け入れます。一時保育、延長保育、夜間保育、病後保育、日曜・祝日保育等などかなりの勢いで各園導入されてきています。
東京、三鷹市の公立保育所の民営化でベネッセが買い取りました。今、かなりの勢いで「なぜ、公立保育所が企業のベネッセにまかせたのか・・・」という報告会、学習会・交流会が公立関係で行われているようです。

 今の保育園の悩み

 待機児解消のため各保育園の定員25%増は当たり前になってしまいました。狭い部屋にすし詰め状態の保育園です。各園かなりの工夫をこらし保育努力をしているようです。しかし、その中でおこる子どもの怪我、噛み傷、ひっかきなどのさまざまな問題が親とのトラブルになっています。どう親との関係をつくっていくか・・・が保育園の大きな課題となっています。保育の中での改善もかなり必要ですが、親と一緒にどう子どもの発達成長を一緒にに学び、自分の子どもだけを見るのではなく自分の子どもを通して、他の子ども見れる目をつけて欲しい所ですね。0歳・1歳児クラスでよくひっかきや噛むことがありますが、そういうことがあると親はすぐ「今後、他の子と一緒に遊ばせないで下さい。」となるようです。(この頃は、その噛み傷や怪我を写真にとっている父母もあるようです。)でも、そういったことから、自分たちの保育も見なおし、親と一緒にみんなの中で子育てしていく大切さを学んでいきたいですね。

 世界人権問題研究センターから相談依頼
 去る、11/17に世界人権問題研究センターから男性保育士の研究をしたいという相談がありました。文部科学省から補助金が出ていて、今回、消防士が女性1%となり、男性保育士もほぼ1%となり比較してみたいということでした。(男女共同参画社会企画)
大阪男保連の事務局メンバーとNHKの「視点・論点」という番組の司会者、福田雅子氏と世界人権問題研究センターの鈴木清美氏とで懇談をもちました。いろいろ情報の交換をしたのですが、女性の消防士の数はすぐにでるのですが、男性保育士の数はどうしてでないのか・・・。私達もこの点では一番苦しんできたところです。公立保育所の男性保育士の数は各市町村に聞けばすぐ分かるのですが、民間保育園の中での男性保育士の数を知るのはかなり難しいところです。数年前の大阪男保連の調査も大阪府に聞いても分からず、各市町村に聞いてもわからずで結局民間保育園1件1件電話で調査した次第でした。でも今回の公的な機関がしっかり動いてくれることで今後、私達の調査もやりやすく、私達の運動に大きな影響を持つ事と思います。また、なんでもかんでも男女平等ではなくある程度役割があるのでは・・・、職についた動機、意識調査などのアンケート調査も同時にしたいということでした。どういうルートでアンケートがおりてくるかまだわかりませんが府・市や社協を通じておりてきたらすごいことですね。みんな楽しみにしていてください。



│        新春 大阪男性保育士連絡会交流会

│ 新年会だよー!
│ さあー、2003年のはじまり、昨年は「イヤーな年だった」という人、「よかっ
│  たなー」という人、いろいろあると思いますが、みんなで楽しく保育士の未来
│  をかたろうではありませんか・・・。 保育の悩み、職場の人間関係、劇・
│  ごっこ・発表会のHOW TO 、公立保育所の保育士、民間の1年目の保育
│  士、10年目のベテラン保育士、手品、歌、手遊び、太鼓、踊りの得意な保育
│  士、なにも得意なものがない保育士、どんな保育士でもいいです。一度、男性
│  保育士連絡会の交流会に参加してみましょう。きっと楽しいし、横の輪が広が
│  るし、保育の幅がうんと広がりますよ。井の中の蛙ではダメですよ。男性保育
│  士たちよいろんな場にでて活躍してください。その第一歩として男性保育士交
│  流会をおすすめ致します。まあー、一度気軽に来て下さい。

│  ◎ 日 ・ 2003年 1月26日(日)
│ PM:1:30〜5:30

│  ◎ 場所・ いづみ保育園にて

│ ◎ 会費 2000円程度

│ 差し入れ大歓迎!
│ 地酒、食べ物、おもしろい話し大歓迎です。

│   連絡先: いづみ保育園・金沢まで 職:072-255-7920
│ 自宅:072-259-6006
│ みんなで楽しく
│ パッー!と
│ やろうぜ! 2003年は
│ 男性保育士全国集会が
│ 埼玉県でおこなわれます