<大阪男性保育者連絡会:いづみ保育園 072−255−7920>
祝 だんぽれんin大阪 ニュース 100号

-----------------------------------------------------------------------------

「男保連ニュース100号を祝して・・・」
スゴイ!大阪男保連ニュースが100号だって・・・「みんなでパァーと飲みに行こう」と言いたい所ですが、そんな予算は無しの男保連です。
持続は力なり。内容は、どうあれ続ける事に意義があります。
100号と言っていますが、実際はニュースを書き始め110号を超えています。
 最初は大阪で全国集会を開くので、その実行委員会ニュースから始まりました。
そして、全国集会を終え、男保連ニュースとして始まりました。
私としては、大阪の男性保育者を集める為に書いた実行委員会ニュースが、一番の思い出として残っています。
当時の個性ある仲間達は、本当に楽しく読んでいても笑えるものを書いていたと思います。
男には資格も取れなかった時代。資格は取れるようになったが名前が付けられていなかった時代。
と、少しずつ時代は変わってきて、今は男性保育士が当たり前の存在となりました。(世間に認められるようになりました)
 しかし、時代と共に次の課題が生まれてきます。
 男女共同参画社会の中で男性保育士は今どういう位置にあるのか・・・。保育士としての専門性は・・・。など交流しあい、まだまだ横に繋がっていく必要があります。
今は、インターネットの時代で昔と違い、主旨・意義・男達の思いがわかれば、みんな集まって来てくれます。
その為には、やはり要になるのは、このニュースです。
大阪男保連ニュースが全国の仲間達に感動を呼び、集まって来るものにして下さい。
とりあえず、100号おめでとうー 
私も、まだまだ頑張るぞー 
いつまでも、現場を愛せる男性保育士になろうぜ!
金沢 清次

-----------------------------------------------------------------------------

全国男性保育者連絡会は、1973年に17人の男性保育者が準備会を発足させ、1974年に30人の仲間で結成総会をして誕生しました。
 大阪では、それから7年たった1981年に男性保育者連絡会が発足の産声をあげました。
 一般企業の夜勤専門職として働いた後、学童保育の指導員として働き、堺の全ての民間保育園に履歴書を渡しに行くなど、精力的に保育職に就けるように活動をして、いづみ保育園で働きだした金沢先生が、発足の発起人になった事で誕生しました。
 当時はまだ、職名も無く『保母に準ずる資格を有する』というだけの資格証明書や、働きだしてからも、職場では男性がひとりだけだったことから、複数名男性が採用されていた、京都の朱い実保育園に、研修という形で保育実習に行き、朱い実保育園の射場先生や、長谷川先生達に、「大阪にも男性保育者連絡会を立ち上げて、まだまだ少数派の男性保育者同士で横の繋がりを広げて共に頑張ろう」と、激励をうけた事が大阪で男性保育者連絡会を立ち上げる切掛けになったそうです。
 大阪男性保育者連絡会を立ち上げ後から、大阪で男性保育者連絡会の全国交流集会の開催をする実行委員会ニュースを、青版刷りで書き始め、実行委員会ニュースを含めると100号以上になるそうですが・・・。27年の月日をかけて、今回、大阪男保連ニュース100号を迎える事になりました。
 この間に大阪では1988年に全国から140人の仲間が集まり大成功した第5回全国男性保育者連絡会の全国交流集会を開催したり、大阪府下の男性保育者の人数の実態調査を、1988年度と1999年度に行ったり、全国男性保育者連絡会の一員として職名問題解決に向けての厚生省や、総務省との懇談に参加してきました。
 そして何よりも岐阜・東京・愛知・神奈川・北海道・長野・神戸・神奈川・埼玉・滋賀・群馬で隔年開催されて来た、これまでの全国男性保育者連絡会の全国研究交流集会を通して全国の多くの男性保育者や、大阪府下の数多くの男性保育者と手を取り合って交流出来た事は、大阪男性保育者連絡会として、とても大切な大きな財産になっています。
 金沢先生が大阪男性保育者連絡会の事務局長として築き上げて来られた、大阪男性保育者連絡会や、大阪男性保育者連絡会ニュースを、これからも、全国や大阪府下の多くの仲間と手を取り合って、次代を担うこども達が、のびのびと健やかに育てるように!また、働く保護者を支えて共に働く労働者としての、私達保育士の地位向上の為に!そして何よりも、ひとりぼっちの男性保育士が無くなるように!まだまだ少数派である私達男性保育士の仲間達が手を取り合えるように、大阪男保育連のニュースを発行していく事ができればと思っています。

(新年度は、どうですか・・・。)

 2008年度、いよいよ新年度の保育が始まりましたね。今年度は、みなさん何歳児の担任になったんでしょうか・・・。
 新入園児のこども達の泣き声も少し落ち着いてきましたか・・・?まずは、新しいクラスでの生活が落ち着くように、こども達や保護者との信頼関係を築けるように奮闘している事だと思います。
 待機児童解消の為に行われている規制緩和による定員の弾力化で、堺では定員の130%増しのこども達が、それぞれの保育園で過ごしています。
 また、新たに、認証保育所の開所や認可保育園の分園開設、公立幼稚園の廃止に伴う形での認定こども園開園など、市の保育施設の適正な計画性が見えないまま次々に施設ができました。
 その事により、それぞれの保育園の乳児枠が定員割れを起こして補助金額が減ってしまい保育園の経営が圧迫されたり、分園を開園したものの、他法人の分園と立地場所が近距離だったり、3歳児以降の受け入れ先が不安定な為、人気が無くこども達が集まらないなど、待機児童は居るにもかかわらず、有効的な待機児童解消策にならずに、認可法人の経営だけが苦しくなるだけの事態を招いています。
 また、厚労省からは、保育所保育指針の改定案が出されています。いろいろな制度は難しいし、直接日々の保育では関係ないから・・・。というのでは無く、制度が変わると間違いなく、こども達の保育を受ける権利の権利内容が変わります。難しいから・・・。ではなく、少しずつ制度にも目を向ける事で日々の保育の矛盾点を考える目を養っていけるといいですね。
 大阪男性保育者連絡会の交流会では、わからない事を自分の言葉で質問出来て、自分が納得や理解が出来るまで、それぞれの得意な分野で相談に乗ってくれたり、議論が出来る仲間が、たくさんいます。
 男性保育士の仲間と飲んだり、ワイワイと騒いだり、また、男性保育士を目指して相談に来る学生達にアドバイスをしたり・・・。と、みんなで手を取り合っていきましょう。
 次回、交流会は、6月15日(日)に、いづみ保育園で行います。
 是非、大阪男性保育者連絡会の交流会に参加して下さいね。