│ だんぽれん in 大阪 │
<大阪男性保育者連絡会:いづみ保育園・072-255-7920>

 2005年・元気をだしていこう、男性保育者達
あったかかかった年末から、新年急に寒くなり久しぶりに大阪にも雪が積もりました。子どもたちは大喜び、きっと各保育園でも大はしゃぎだったことでしょう。
 さて、世の中なかなかよくなってきませんが保育の方も同じ、予算がどんどん削られてきています。障害関係ではグランドデザイン案かでて、福祉という根底がくずされそうになっている状況です。まさにお金次第の福祉となってます。年末、民間保育園の運営費の一般財源化の案は各保育団体の強い反対があり2年間据え置きになりました。しかし、女性の職場である保育園での産休代替保育士の国からの補助金が来年度から一般財源化されます。各市町村で民間保育園の産休代替保育士の補助金が補償されるのかしないのか変わってきます。老人・障害関係ではすでになくなっています。福祉に民間企業が入り込んできて、民間企業などにはこのような補助金制度がないので保育園でも独自でまかなってほしいというものです。民間ではますます働き続けにくくなってくる状況があるといえるでしょう。給与の方も4月より公私間格差是正制度が0になるため長年働いてきた保育士たちにとっては大変な状況となっています。民間の各保育園では今、給与の検討が大急ぎでされているところです(若い人は少し上がり、年輩者は大きく減り、40歳ぐらいで頭打ちかな・・・もっと厳しい頭打ちかも)。 保育情勢は2005年度もより厳しくなりますが、それにうち勝っていく男性保育者たちであってほしいですね。自分たちの未来は自分たちで築いていく、いろんな時代を乗り越え細く長く働き続けてほしいと思います。

   男性保育者、妄想と現実
 さる1/16(日) に奈良の作保短期大学の学生展で「男性保育者の妄想と現実」というテーマで学生たちと講演とパネルディスカッションをしてきた大阪男保連です。大坂男保連から8人の参加で(若手からベテラン、公立・民間といろいろ選択)、これからの保育士たちと楽しく討論を深めてきました。各学校は今、男性もどんどん増えてきているのですが、実習やすぐ就職してカルチャーショックをおこしてくるそうです。特に実習ではどういう気構えでいけばいいのか・・・、気が利く利かないはどうなおしていけばいいのかなど学校側も悩んでいるところだそうです。男性が保育士として増えてくるのはとても嬉しいことです。しかし、活躍する前に挫折する男性保育士も数多くあります。女性の職場に入っていくのですからそれなりの心構えは必要ですし、「ぼくは子どもとは遊べますが、親たちとは話ができません。」などは保育園とはどういう職場なのか考えなくてはなりません。会場から「男性保育士として生活がやっていけるのですか・・・」という質問もでて各保育士たちの給与の現状も紹介。確かに公立保育所では補償されていますが、民間ではとても厳しい現状が若い人からだされました。「6年目でまだ16万の手取りです、給与は全然上がっていません。」しかし、仕事がやっと楽しくなってきました。」「結婚も考えています、しかし共働きでしか生活ができません。」、コンピューター会社に働いて保育士に変わってきた若い男性保育士は、「前の職場では良いときは30万位の給与がありました。しかしこの道を選び20万を切る給与です。」、結婚して20万そこそこで1馬力で働いている男性保育士も自分の実体をだしてくれ、生活はその人次第、贅沢は絶対できない職ですが、なぜその職を選ぶのか考えて欲しい所でした。その後、グループに分かれ、人間関係、就職、実習に向けてなど学生と話し合いがされました。これから保育士となる人たちのいろんな悩み、質問に楽しく答えてきた大阪男保連でした。

   大阪男保連・新年会大にぎわい
 去る1/30(日) に大阪男保連の新春交流会が開かれました。いづみ保育園になんと22人が集まり、予定していた食材がたりなくなり、途中買い出しに走る程でした。今回は灰谷健次郎が建てた「太陽の子保育園」からの男性保育士も参加してくれたり、ここ数年参加していなかった男性保育士や兵庫男保連(原坂氏)からの紹介でという人も参加してくれたりで新しい人たちがいっぱいの新年会でした。それに、四天王寺国際仏教大学の生徒が5人参加してくれ、会を盛り上げてくれました。いつになく真面目に話を聞き、学生たちの質問・悩みに答えていた大阪男保連の連中たちでした。今春から、男保連に何か今までとは違う風が吹いてきて、次の世代の男性保育士たちをどう育てていくのかという事が大きなテーマとなっているようですね。今までは自分たちだけ(現場で働く男性だけ)で必死だったのが少し方向性が変わってきたような感じの大阪男保連です。今、保育界も厳しいので、就職がなかなか決まっていなかったり、非常勤でしか採用がなかったりの学生たちです。そんな中でも府内公立が少しずつとりだしていたり(今は泉南方面)、地方でもとりだしたりしています。今回はベトナムの保育園採用も紹介してくれたりと就職情報も広まりました。 しかし、5年ぐらいの壁に当たっているいる人も多く、その中での人間関係で悩む男性保育士も話をしてくれました。 一人一人喋ってもらうだけでなんと5時30分までかかって会を終了した次第でした。次回は5月か6月・新年度体制の中で交流会が行われますから楽しみにしていてください。

│ 第13回全国男性保育者研究交流集会 │
│ 語り合おう保育を! なくそう一人ほっちの保育者を! │
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│ 日 ・ 2005年8月27日(土) 午後1時30分〜 │
│          28日 (日)  午後11時まで │
│ 参加費 ・ 10000円  4月からの受付は11000円 │
│ 滋賀高島郡朽木村大字柏341ー3 グリンパーク思い出の森 │
│ 振り込み先  郵便局・口座番号 14160  92366921 │
│          滋賀男性保育者連絡会   別紙参照 │
  来年度は田尻町の総合施設の見学なども考えている大阪男保連です。